2026.9.13 みことばの光


 詩篇148篇は天と地の賛美。まずは天の御使いに主をほめたたえることが命じられます。ついで「日よ、月よ、すべての輝く星よ」と人格を持たない被造物も、その存在によって神をほめたたえるべきことが命じられます。5節はリフレイン。主が主のことばによってそれらを創造されたので、彼らは創造者をほめたたえる務めを帯びているのです。6節「去りゆくことのない定め」とは宇宙の全ての被造物の背後にある秩序、法則ですが、それら無数の法則は一つの神の定めから発しているのです。
後半は地の被造物の賛美ですが、ここでは前半と逆の順序で、海の巨獣、すべての淵、火よ、雹よ、雪よ、煙よ、みことばを行う激しい風よ、と人格を持たない被造物に賛美が命じられています。今年の夏には大災害が頻発し、地球が傷み、悲痛な叫びを上げているのではないかと考えさせられますが、激しい風も、神の秩序に従って吹いている、と教えられます。確かに、異常気象にもその背後に原因があるのです。そして人が過剰に自然から搾取するなら、自然界は通常の在り方を超えて、猛威を振るうということも神の造られた秩序ある世界だからこそ生じてくることなのではないでしょうか。
地上の賛美は万物の霊長である人間に進みます。人は確かに神の似姿を持つ、類稀なる被造物であり、すべてのものを支配することが命じられました(創世記1:26,28)。それは独裁者、暴君として人間の意のまま世界に君臨することではありません。創造者のご意思を悟って、御心にかなう方法で管理する管理者責任です。人が世界を正しく治めるなら、世界は麗しさを保ち、神の恵みを豊かに産するばかりなのです。しかし人は罪を犯し、世界も罪に堕落してしまいました。不完全で、呪われた大地、でもあるのです。それでも神の創造の善き業は残されており、私たちは生きることができるし、幸いと喜びを感じることもできるのです。
14 節で最後に、主の近くにいる民に、賛美が命じられます。御民の角、すなわち解放者、贖い主を知る神の民は、他の被造物にも増して救い主なる神を深く理解していますから、知識に基づいて神を賛美すべき重大な責務を帯びているのです。