2025.1.5 みことばの光
ーみことばの光ー
『いのちのことばをしっかり握り〜世の光として輝くためです。』
ピリピ2章16節
私たちは昨年ペテロの手紙第一3章15節『汝らの内にある希望の理由を問ふ人に、誰にでもいつでも弁明すべき備へをなし、柔和と畏怖と善き良心を以って語れ』との主題に沿って、何を信じ、どのような希望を持って生きているのか、礼拝でハイデルベルク信仰問答を学びました。基本的な教理を学ぶ時に、年間を通して求道者の方々も共に礼拝に集い続けてくださったことを心から感謝いたします。また信仰問答を通して体系的な教理の学びをする経験は初めてでしたので、信徒の方々からも、改めて信仰の学びが与えられて感謝であるとの応答の声を聞くことができました。本日からハイデルベルク信仰問答の学びを再開しますが、やはり混迷の時代に、何を信じているのか、どのような希望を抱いているのか、明らかにし、確かなものとすること、語れるようにすること、証しできるようにすることは、継続さるべき課題と考えています。それで新年の目標を考えた時に、先の御言葉を受け継ぐ新しい御言葉としてピリピ2章16節が与えられました。『いのちのことばをしっかり握り〜世の光として輝く』です。主イエスは山上の説教で「あなたがたは地の塩、世の光です」と言われました。「明かりを灯して升の下に置くものはなく、燭台の上において家全体を照らすようにする」すなわち信仰の希望の光を隠さないように、光を人々の前で輝かせなさい、と教えられたのです。イエス様の弟子たちの良い行いを見て、人々が神を崇めるようになるためでした。この課題を達成するために新年度、御言葉を学びつつ、歩んで行きたいと願っています。
ピリピ書でパウロは信仰者のゴールを見据えています。「キリストの日に誇ることができます。」主は再臨を約束されました。また私たちの方が先に天に召されるかもしれません。いずれにせよ私たちは神の元へ帰るべき人生を生かされているのですから、無駄にならないことのために力を注ぐ者とならせていただきましょう