2024.10.6みことばの光

 先週は年に一度の教団研修会。全国の教師信徒が一同に会し、研修の時が与えられました。キリスト者の交わりは互いの励ましの機会となり、普段はそれぞれの地域教会で主に仕えていますが、労苦を分かち合うことによって改めて同労の絆を確認しあう時となっています。

 私たち新潟福音教会の所属する『日本同盟基督教団』の歴史は1981年15名の宣教師が横浜に上陸したことに始まります。彼らは、フレデリック・フランソンらが米国シカゴで設立した北米スカンジナビアン・アライアンス・ミッション(SAM)から派遣されました。彼らは福音未伝の地、伊豆半島、房総半島、伊豆七島、飛騨地方、さらにアイヌ地域への伝道も試みました。1922年に日本同盟基督協会を組織。戦時体制下、宗教団体法施行にともない、1940年日本聖化基督教団を設立。1941年には日本基督教団第8部に所属。戦後同教団を離脱し、1948年に再来日した宣教団SAM、改称してThe Evangelical Alliance Mission(TEAM)と共に『日本同盟基督教団』を設立。スウェーデンAM、スイスAMと協力して伝道と教会形成を進めました。

 教団の意思決定機関は教団総会で、2013年より宣教区代議員による総会へ移行。教職の養成は、同盟聖書学院(1950年開校)を前身校の一つとする東京基督教大学他で行っています。

 本教団は、「聖書信仰、宣教協力、合議制」を三本柱として、キリストの宣教命令に応えて、神の栄光を現すことを存立の目的としています。宣教協力は「国内宣教、国外宣教、青少年宣教」を3つの動輪とし取り組み、2006年から宣教区制を導入し、全国に16宣教区265教会・伝道所があります。また「日本とアジアと世界」に仕える教団として1975年に最初の宣教師を台湾に派遣し、これまでに台湾、インドネシア、カナダ(北米先住民)、タイ、パプアニューギニア、ブラジル、モンゴル、南アフリカ等に宣教師を派遣しました。青少年伝道は、松原湖、浜名湖、聖ヶ丘のバイブルキャンプなどを用いて青少年の救いと育成に力を注いでいます。

 また、宣教100周年、105周年における宣言、戦後70年宣言、等により、戦時下の偶像礼拝と戦争協力の罪を悔い改め、惜しみなく犠牲を払い、世の終わりまでキリストへの信仰を堅持することを表明しています。昨今の自然災害の多発に伴い、被災地への支援活動にも積極的に取り組み、2011年に発生した東日本大震災の被災地支援を通じて、2019年には岩手県大船渡市で教会を設立することになりました。

 「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」マルコ16:15