2025.8.17みことばの光
私たちは戦後80年にあたり、平和をつくる者として、次のように神の御前に祈ります。私たち日本同盟基督教団は、戦争の時代に犯した多くの過ちを自分たちの罪として告白します。しかし戦後の歩みを顧みれば、私たちは相当の間、これらの罪を自覚せず、自分たちの課題として受け止めることができませんでした。ただあなたのあわれみにより、この課題に向き合う者たちが起こされ、戦争協力と偶像礼拝の罪についての認識が分かち合われ、敗戦から半世紀近くを経て、教団として公に悔い改めの告白をすることができました(1999年宣教100周年記念宣言、1996年横浜宣言)。私たちは改めて告白します。私たちは戦時体制下、日本の政策として行われた朝鮮や中国をはじめアジア諸国に対する侵略と植民地支配、天皇を崇拝させるための神社参拝に協力しまた。また、宮城遥拝、君が代斉唱、神社参拝を国民儀礼として行い、これが偶像礼拝に当たることを見抜くことができませんでした。これらは「あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない」(出エジプト記 20章3節)、「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ」、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(マタイ22章37-39節)という戒めに背く罪でした。私たちは、同じ過ちを二度と繰り返さぬよう悔い改めに立ち、あなたと隣人を愛して歩みます。
私たちは、あなたの愛に生きることに希望があると信じ、あなたの平和を求めます。戦争で傷ついている人々や格差と分断に苦しむ人々の叫びに耳を傾けます。あなたの平和と正義を願い求め、武力に頼ることなく、共生する世界となるよう、とりなし祈ります。アジアをはじめ世界の兄弟姉妹と語り合い、交わりを深めます。また、戦争の悲惨な記憶を学び続け、次の世代に継承します。みことばに従って為政者たちのために祈り、正しいことには協力し、正しくないことに は反対の声をあげます。「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」マタイ5章9