2025.10.5.みことばの光
先週の祈祷会は入江喜久雄師、直美師ご夫妻をお招きして、佐賀バイブルチャーチ開拓伝道の報告をお聞きしました。
入江師といえば、私が神学生の頃は千葉、銚子キリスト教会で伝道牧会に苦労されている様子を伺ったのが初めの頃、その後1995年、福岡で開拓伝道を始められました。当時私は高崎におりまして、信徒子弟が九大で学びつつ、入江先生の伝道をお手伝いしていました。「先生の子どもたちは、毎朝、早天祈祷会をしてから小
学校へ行くんだよ」「やり過ぎじゃ無い?」そんなことを噂していましたが、現在ご長男は献身して牧師になっています。長女、次男はTCUを卒業して、いずれも私よりピアノの上手な賜物溢れる新しい時代の担い手になっています。主に喜んで忠実に従うご両親の背中を見ながら、みな逞しく成長されたのだと思います。
そんな福岡開拓伝道が主の祝福を受けていることを聞いていたので、次は佐賀伝道と聞いた時に、唐突とは思わなかったのですが、この度お話しを伺って、考えを改めました。佐賀伝道は、先生ご家族にとって新たな信仰の旅立ちでした。子育てを一段落終えて、20数年が過ぎています。ご夫妻は人生の新しいステージ進んでおられ、労を共にされた直美師のお母様は90歳。その三人で新しい地に出て行かれたことは、本当に信仰の旅立ち、アブラハム75歳と同じです。行き先を知らず、ただ主なる神だけ信頼しての前進。第二コリント12章10節「ですから私は、キリストのゆえに、弱さ、侮辱、苦悩、迫害、困難を喜んでいます。というのは、私が弱いときにこそ、私は強いからです。」
私たちはもちろん善き業に力を尽すべきですが、神の業はその向こうにあります。自分の力及ばず、ただ神に祈るしかないような弱さの中で、私たちは不思議な神のみわざを体験させてもらうことがあるのです。祈りの中で、一人一人の霊が救いに導かれ、また会堂のための300坪を超える土地が与えられました。私たちも佐賀の開拓の働きの祝福を、覚えて祈り、主のみわざを聞く喜びを共にするものとなりましょう。