2026.9.06 みことばの光
先週の祈祷会は聖書に聴く。歴代誌第二2章を読んで、教えられたことを分かち合いました。歴代誌第二の前半はソロモンの治世、神殿建設と奉献礼拝のことが記されています。
歴代誌第二1章、神殿建設の直前、主は、ギブオンで礼拝を献げたソロモンに、夜、語られます。「何を与えようか。願え。」ソロモンは「今、知恵と知識を私に授けてください。そうすれば、私はこの民の前に出入りいたします。さもなければ、誰に、この大いなるあなたの民を裁くことができるでしょうか。」と答え、主はソロモンに知恵と知識、また富と財宝と誉れを与えると約束します。イスラエルの王としてやっていくために必要な第一のもの「知恵」を求めたソロモンについて、列王記第一3章10節は、「この願いが主のみこころにかなった。」と評価しています。ソロモンは知恵を与えられ、彼に導かれたイスラエルは王国の歴史上最大の発展を遂げ広大な領土を持つに至ります。
歴代誌第二2章は神殿建設のためにソロモンがツロの王ヒラムの協力を仰いだ記録です。イスラエルの神殿建設のために異邦人の職人技、材木が用いられましたが、これはソロモンの知恵と判断によることでした。もちろん先代ダビデの時代からの友好関係を活用したということでもあります。
彼は、神殿と王宮を建設するために15万3千6百人の労働者を雇います。彼らはみな寄留者、在留異国人であったことが17節に記されています。いわば外国人労働者。10節ではこの労働者たちのために夥しい小麦、大麦、ぶどう酒、油を用意することをソロモンは約束しています。ことは国家予算を必要とする大事業。ソロモンは適切な人件費の予算を組んで、外国人労働者を登用し、この事業を成し遂げました。神の民イスラエルといえども、この世にあって異邦人と良好な関係を保ってこそ国の祝福があったのです。優れた技術をもって神殿建設の様々な用具の製作に役立った外国人たちも大勢いたのです。聖書は古代オリエントの中にあってイスラエルがどのように振る舞ったか、どのように諸外国と関わり、祝福され、あるいは堕落したのかを私たちに教えているのです。