2026.5.10 みことばの光
今週の祈祷会は第一歴代6章から『恵みの分かち合い』を行いました。歴代誌の系図は非常に複雑な部分もありますが6章は比較的単純。牧師は自分で系図を作成して、聖書の強調点が少しわかったような気がしました。繰り返しがあり、歴史を下ったり上ったり、あえて重複する記述があるのです。歴史を下る箇所では事実を教えられますが、あえて遡る箇所では、そうだこの人物はこういう先祖を持っていたのだ、と改めて教えられるわけです。
中でも印象的なのは31節ダビデが主の宮の歌を受け持つために任命した人々。へマン、アサフ、エタンの三人でした。どの名も、詩篇の73篇から89篇に集中的に登場しますが、歴代誌の記述によって彼らの先祖、親族の背景が立体的に見えてきます。また詩篇ではアサフの詩が多く、印象に残り、77篇ではエドトン(エタンの別表記)の調べに、アサフの詩ということで作詞作曲をそれぞれに担当したのかと推測できます。歴代誌ではへマンが真ん中に立ち、右にアサフ、左にエタンという立ち位置も分かります。
しかしなんと言っても中心的な音楽奉仕者だったへマンがサムエルの孫であったことが発見でした。サムエルもまたレビ人でしたから、ハンナが彼を幼子の内に献児したことはある意味当然のことだったのでしょう。ところがサムエルの子らは悪しき人々で、イスラエルが王を求める直接の原因になったことでした。その息子へマンがダビデによって神殿の音楽奉仕者に任命されるとは!親に重い罪があり、悲しい事件があったとしても、神の導く歴史はそれで終わらない。子供に、孫に、主の栄光を現わす働き人が登場する可能性は常に存在しているのです。永遠の真実をもって私たちを導かれる神に、私が向き合って生きることが大切です。