2025.2.16 みことばの光
「御霊を消してはいけません」テサロニケ人への手紙第一5章19節
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。」テサロニケ5章16から18節 この素晴らしいすすめの言葉に続くのが「御霊を消してはいけません」という勧めです。私たちの心の中には、当然、生まれながらの私の心がありますが、信じる人には聖霊が与えられます。聖霊が心の中で語りかける言葉に耳を傾け、それに従うことが大切です。先週祈祷会で学んだ詩篇103篇はまさに聖霊の語りかけです。「わがたましいよ、主をほめたたえよ。」そのままでは眠りこけてしまう私の魂に向かって、私の心の内に与えられた聖霊が語りかけているのです。聖霊は御言葉を通して語られます。「私のうちにあるすべてのものよ、聖なる御名をほめたたえよ。」私の心の中には、主をほめたたえることを忘れている心があります。そのすべてに向かって、聖霊は「主の御名をたたえよ」と呼びかけているのです。「主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな」。
テレビアニメ『世界名作劇場』の主人公ポリアンナは父親を亡くして孤児になりますが、貧しさや不幸の中でも、牧師であった父親の遺言の「よかった探し」をし、生きる喜びを見出していきます。まさに詩篇103篇を文字通り実践したと言えるでしょう。教会福音讃美歌413番『望みも消えゆくまでに』は「よかった探し」のテーマソングと言えるかもしれません。「望みも消えゆくまでに、世の嵐に悩む時、数えてみよ主の恵み、なが心は安きをえん。数えよ主の恵み、数えよ主の恵み、数えよ、一つづつ。数えて見よ主の恵み。」2節は心が疲れた時の歌でしょうか。3節は悪い誘惑に負けそうな時でしょうか。「主が良くしてくださったこと」を思い出すことは、私たちのたましいを悪い思いから守り、良い行動に立ち続ける力を与えてくれるのです。
詩篇103:3「主はあなたのすべての咎を赦し~」イエス様が十字架で私たちの身代わりに死なれたので、罪の問題は解決し、私たちは神様と共に生きることができるようになったのです。