2025.11.9 みことばの光

 
いよいよ秋も深まり、紅葉が美しい時期になってきました。
私が働いている保育園では紅く染まった柿の葉っぱを持ってきては、宝物のように大事に扱っている可愛い子供たちの姿が見られます。
夕焼けや、紅葉狩り、美しい季節でもある秋です。しかし、秋になると悲しい気持ちになることがあります。 木々の葉は枯れ、日没は早まり日照時間は少なくなり、気温も寒くなっていく…
これから待ち受けるのは、実りのない厳しい冬… これまでの生き生きした季節が終わり、全てが衰えていくように感じます。
私たちが通読しているエレミヤ書には、偶像礼拝の罪のゆえに神様から徹底的なさばきを宣告される南ユダ王国の姿が記されています。
預言者エレミヤが預言者として働いた時期は紀元前640〜586年と言われており、南ユダ王国末期の時代に活動していた人物でありました。預言者エレミヤをはじめ、人々はバビロン捕囚という暗黒に向かっていく時代に生きていました。しかし、何もかもが絶望へと向かっていくような最中であっても、神様はエレミヤを通して回復のメッセージを語りました。
エレミヤ書32:37
「見よ。わたしは、かつてわたしが怒りと憤りと激怒をもって彼らを散らしたすべての国々から、彼らを集めてこの場所に帰らせ、安らかに住まわせる。」
確かに偶像礼拝という罪がもたらした闇の面があるものの、暗闇へと向かう最中にあって、主は再び地に戻す回復という光を語られていきました。
私たちの人生や生涯においても「秋」のような時が訪れるかもしれません。
何もかもが絶望に向かっていくように感じてしまうことがあるかもしれません。
しかし、そんな時にこそ私たちは主が私たちにどのような希望を語ろうとしておられるのかを御言葉から聞く恵みが与えられていることを覚えていきたいと願います。