2025.3.30みことばの光
先週は聖ヶ丘バイブルキャンプU24が、創世記28:16 ヤコブは眠りから覚めて、言った。『まことに主はこの場所におられる。それなのに、私はそれを知らなかった』の聖句のもと、"Woow(わお)!知らなかった!!"というテーマで行われました。みなさんご存知、創世記のヤコブの生涯。講師の中谷献一先生は、旅立ち、神との格闘、エジプト王を祝福する、三つの場面について聖書から語ってくださいました。
信仰者の両親に育てられたヤコブ。しかし彼自身が、自分で神と向き合うのは創世記28章、父と兄を騙し、家を出て旅立たなくてはならなくなった時でした。まだ妻も家族もいない青年ヤコブの一人旅。しかし主は素晴らしい夢を見せてくださったのでした。地に向けて立てられたはしご。そこを神の御使いが上り下りする光景。主の声も聞こえました。15節「見よ。わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
聖書の中に夢の啓示が幾つかありますが、ポイントは、それを信じるか信じないかということです。信仰は人に委ねられています。当然信じない、という選択も可能なのです。しかしヤコブは信じることにしました。
16節を読むと、夢の鮮明さが、ヤコブに否定しようのない信仰を与えたようにも見えますが、この経験を後々まで語り継ぐ記憶としたのはヤコブの人格のなせるわざです。彼は後の人生においてこの時の体験が真実であったことを経験したからこそ、あの時の体験を子孫に物語り、それが聖書に記されることとなったのです。
「まことに主はこの場所におっれる。それなのに、私はそれを知らなかった。」彼は恐れて言った。「この場所は、なんと恐れ多いところだろう。ここは神の家にほかならない。ここは天の門だ。」(創世記28章16,17節)
神様は「どこへ行ってもあなたを守り(15節)、」と約束されました。信じる者は、信仰の目を開くなら、どんな時も天から差し伸べられたはしごを見ることができるのです。御使いは私たちの祈りを天に運び、その答えを天から携えてまた来てくれるのです