2022.9.18みことばの光
先週の祈祷会は詩篇の愉しみ、21篇を学びました。21篇は20篇と組になっており、20篇は出陣の戦勝祈願、21篇は勝利の感謝。主の助けを求めた神の民は必ず勝利するからこそ、求めと感謝は対となって繰り返し歌われたのでしょう。私たちの信仰生活においても、助けを主に求めることと助けられた時の感謝の祈りを、忘れずに神様に献げることを通して、信仰を確かなものとしてゆきたいものです。戦いの最中にも勝利を信じて祈るということが私たちの霊の必要を満たすことがあります。
1から6節で王と神の関係は良好です。王は主の御力御救いを喜び楽しむ。指導者が自分を立てている神の御心をわきまえている時、2節、主は王の望みをかなえ、願いに応えてくださいます。3節は神の御心をわきまえている指導者を神が祝される様子です。私たちの上に立つ指導者が、神を恐れ、神に祝される指導者であり続けることを、私たちは祈らなければなりません。おりしも英国のエリザベス女王が死去されましたが、彼女は公務を果たすため神様のくださる信仰の力が必要であることをはっきりと自覚した人間でした。「私はこれまでもまた今も、皆さんと皆さんの祈り、そして神の揺るぎない愛に心から感謝しています。私は確かに、神の誠実さを目の当たりにしてきました」(90歳2016年の著書『仕える女王と彼女が仕える王』より)
7から12節は主に信頼する王が敵を打ち破ることを確信する民の信仰告白です。イスラエルの民はダビデを信頼し主による勝利を見ました。私たちは真の王なるイエス様に信頼します。イエス様は、すでに罪と死に打ち勝ち、再臨の時には地上に完全な神の国を来らせます。終わりの時に私たちは、13節のような賛美の歌を高らかに歌うものとなるのです。この希望に立ち、上に立つものが主の祝福を受けることができるように、とりなし祈りながら、今を生きるものとなりましょう。