2022.7.3みことばの光
7/3クリスチャン新聞付録(ラウンジに有り)でウクライナの特集が組まれています。I面には私たちの教会が関わった「ウクライナ難民を支援する会」のこれまでの活動がまとめられています。II面には内村伸之牧師(ミラノ賛美教会)のメッセージが掲載されています。事情を知るほどにこの問題は巷のニュースで語られている以上に霊的な問題があることを教えられます。
以下抜粋して引用。?ロシア革命の際にレーニンが最も苦労したのは、神を信じるウクライナ地方の農民に信仰を捨てさせることであったと言われます。次にソビエト連邦の権力を掌握したスターリンがまず最初に行ったのは、教会堂の爆破です。?。独裁者スターリンは「救世主ハリストス大聖堂」を爆破した跡地に自分の宮殿を建てました。スターリンの支配が始まると、ウクライナ地方の住民やクリスチャンは激しい迫害を受けます。1991年12月にソビエト連邦が崩壊する際、一番最初に独立を宣言したのはウクライナでした。ロシアから独立したいという熱い思いと祈りが積まれていたからです。ウクライナは国民の3割が主日に教会で礼拝をささげる国です。
ロシアが悪の国家で、ウクライナ政府が善というような話をしていません。私の母教会にはウクライナ人のクリスチャンも集っていて、かつて彼らから「政府とその高官たちの腐敗」を切実に嘆く祈りを聞いたこともあります。そしてロシアにも、キリストを救い主として叫び求める神の家族がいます。迫害の下で世界中のクリスチャンたちは、この世に置かれた教会として、常に「御国が来ますように」と祈り続けています。「この世にあって、神の支配が広がりますように「争いと敵対、汚れと罪にまみれたこの世界に神の支配が広がりますように」「そのために、私たちを神の子どもとして輝かせてください」「神の国が、御国がこの世に来ますように」と祈り続けます。
私たちは、ウクライナや世界に対して祈るだけでなく、私たちの教会に神の国の支配、神の国の権威が及ぶように祈り続けなければいけないのです。聖書を見ても、神を恐れず自分の知恵や力を誇る王たちは、必ずどこかで自滅します。それを聖書は「神のさばき」と呼びます。クリスチャンは、力に対して力で対抗することを選んではいけないのです。?