20.12.6みことばの光
先週の祈祷会は「聖書に聴く」。出エジプト記7章を分かち合いました。6章までのモーセは主の命令に尻込みをしているのですが、1節「わたしはあなたをファラオにとって神とする。」と命じられると6節、20節「モーセとアロンは主の命じられたとおりに行った」ことでした。
7章はモーセ、アロンとファラオの初顔合わせ。このあと10の災いがエジプトを打つことになりますが、ファラオがなかなかイスラエルを行かせなかったことは、3節、主が「ファラオの心を頑なにし」た結果でした。この世の悪い指導者が悪政を行い続けることも、神様の御計画のうちにあることを教えられます。その時に信仰者であるモーセ、アロン、イスラエルの民は、何を信じ、どう行動したのか。そのことを考えつつ、今日の私たちはどう生きるのか、ということが問われています。
初めの奇跡は杖を蛇に変えることでした。エジプトの呪法師たちも秘術を使って同じことをします。しかしアロンの杖は彼らの杖を呑み込みます。少しづつイスラエルの神の力強さが示されますが、これしきのことでファラオは神の御心に従うことをしません。
続いてモーセが杖でナイル川の水を打つと水が血に変わり魚は死に、水は飲めなくなります。イスラエルの神はエジプトの誇りとするナイル川を打たれたのでした。エジプトの呪法師たちは、同じことを行います。対抗するのなら血に変わった水を元に戻すべきでしょうが、それはできなかったようです。しかしファラオは心を頑なにし、モーセたちの提案を聞き入れません。それも主が言われたとおりであったと聖書は告げています。
悪者の頑固さは呆れるほどですが、すべては主の御手のうちにあり、主の御計画された時にかなってみわざは確実にあらわされます。私たちは主に信頼と希望をおくべきです。