20.02.02みことばの光
前回は、ペルシアの王クセルクセスの時代に、ユダヤの娘エステルが王妃になったこと、ハマンによるユダヤ人根絶やしの法令が公示されたこと、これに対してエステルが同胞の祈りの応援を求め、死を覚悟して王の元へ出向くことを決意したことを学びました。
5章、エステルはいよいよ王宮の中庭に立ちます。2節、祈りはきかれ、王はエステルに好意を示しました。しかし、エステルはことを急くことなく、まずはハマンを宴会に招きます。繰り返し招かれたハマンは上機嫌に。しかし帰途モルデカイを見て憤り、ハマンを処刑する柱を建てます。6章、エステルがじっくりと時間をかけた結果、王が眠れぬ夜にモルデカイの功績に栄誉を与えていないことに気づきます。ハマンは自分こそ受けると思っていた栄誉をモルデカイに与えることになり、地団駄踏みます。7章、祝宴の二日目にエステルは、いよいよ彼女の願いを王に伝えたのでした。それは「私にいのちを与え、私の民族にもいのちを与えてください。」という最も重要な願いをはっきりと告げる言葉でした。5節、王の思いはエステルに傾きます。6節、そこでハマンの名が告げられたのでした。ハマンは震え上がり、エステルにいのち乞いをしますが、これすらも王に咎められ、モルデカイのために用意した柱にかけられることとなったのでした。主の助けをいただき願いを叶えていただくために、祈りつつ行動することがどれほど重要か教えられます。そして私たちの思いを超えたところで主は働いてくださるのです。ご自分の民の祈りに答えられる主を信じて、新しい週も祈りつつ歩みましょう。