20.02.23みことばの光


  今週から6週間「主イエスのみこころを知る」というテーマで福音書を学びます。第一回目はエルサレム近郊のベタニヤ村に住む二人の姉妹マルタとマリアの話です。イエス様はエルサレムを訪れる時に、度々彼らの家に滞在しました。特に親しい間柄であったようです。マルタとマリアはどちらが姉で妹か、聖書から知ることはできません。以前の版ではマリアが妹とされていました(日本語として自然)が、2017年版では姉妹となっています。
 遠方から来客を迎えるのですから、当然もてなしの必要があります。ところがマリアは主のことばに聞き入り、マルタだけがもてなしに立ち働いていました。マルタはもてなしのために心が落ち着かず、マリアのことをイエス様に訴えることになりました。「主よ。私の姉妹が私だけにもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのですか。私の手伝いをするように、おっしゃってください。」イエス様は答えられました。「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。しかし、必要なことは一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません。」私たちは、マルタの何が問題であったのか、マリアの何が正しかったのか、考えさせられます。
 教会でも家庭でも似たような光景がありますが、私たちは自分の置かれた立場で正しい判断をする必要があります。もてなしがなければ、御言葉に聞き入る礼拝が成り立たなくなってしまう場合もあるでしょう。必要な一つのことは何か。そのことのために、他の誰かではなく、私は何をすべきか。御霊に導かれて、確信をもって、喜びをもって神様に仕えるものとならせていただきましょう。